【高校野球2025夏の甲子園大会】

今大会屈指の好カードとも言われた昨夏の王者・京都国際(京都)が、昨春の王者・健大高崎(群馬)を破り、夏2連覇に向けて好発進しました

正直、下馬評では圧倒的に健大高崎が有利・・・と思われた試合でした。実際に私も大会が始まる前は健大高崎を優勝候補の筆頭に挙げていました

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夏の甲子園2025戦力分析!優勝候補は健大高崎!横浜は厳しい

 

ただ、やっぱり高校野球は分からないですね、、、

健大高崎の投手力は過去の優勝チームと比較しても遜色なく攻撃力・守備力、共に高レベルでしたが惜しくも初戦敗退となりました

健大高崎・青柳監督の無能采配

ツイッター(X)でも早くも書き込まれていますが、今日の勝敗の「鍵」は健大高崎の「先発投手」に、あったことは明らかです

確かに群馬県大会では

下重⇒石垣⇒佐藤・・・の順番で勝ちあがってきましたが、甲子園は予選での戦いは通用しません。甲子園では甲子園の戦い方が必要です

その点では健大高崎の青柳監督よりも京都国際の小牧憲継監督は若いですが、甲子園での戦い方・勝ち方を熟知していると言えます

現実的に昨年度も京都国際は「優勝候補」として挙げる人は少なかったですからね。その下馬評を覆す盤石の戦いで全国制覇。そして、圧倒的に不利とも言われた今日の健大高崎との試合でも圧勝。

現実的に京都国際の西村投手がコメントで

「実力は健大高崎の方が上」と認めていますから。

  • 後半勝負と読んで石垣投手、佐藤投手を温存した青柳博文監督
  • 前半勝負と読んで西村投手に任せた小牧憲継監督

京都国際・西村投手の好投が勝因

京都国際の先発投手は昨夏の優勝に貢献した西村投手でした。

味方チームが幸先よく2点を先制してくれたものの3回に西村投手は突如、制球を乱し、逆転を許す苦しい立ち上がりでした

京都国際は、今大会が始まる前までは「練習試合は打てるが、肝心の試合になると打てない」と小牧憲継監督も嘆いていましたが、京都予選の後半からは打線も上り調子でした

その打線が健大高崎に逆転を許した直後の3回、1死から小山が死球で出塁。

2死後、5番・山口桜太(3年)が右翼線に同点二塁打、さらに続く猪股琉冴(3年)が中前に勝ち越し打を放ち、すぐさま逆転に成功

 

西村投手は4回以降、許した安打はわずかに2本で無失点。

今夏の京都大会では4試合計34イニングで45奪三振を記録。終盤の直球の最速も146キロにまで伸ばすなど、真っ向勝負で健大高崎の打線を抑える圧巻の投球内容でした

健大高崎の敗因!ヤフコメでは・・・

(ヤフコメ①)

京都国際は石垣対策でマウンドの距離縮めて、バッティング練習積んでたみたいだから、下重くんの球なら半速球に見えてたのかな。見切られていた。 健大高崎は初戦大一番でエースを出し惜しんでしまったのが敗因に繋がったか。 それが京都国際の細かいとこのうまさで勝ったね 京都勢が群馬勢に過去9勝0敗なので、群馬はジンクスを破れなくて残念と共に、そういうジンクスってあるなと再確認。

(私の見解)

健大高崎の先発投手は予想通りとは言え、下重投手でした。群馬大会では、下重投手で充分抑えられたでしょうがやはり甲子園、しかも相手は昨夏優勝の京都国際でに今年も西村投手が君臨。

やはり石垣投手の先発で勝負すべきではなかったのでしょうか?もちろん、石垣投手が病み上がりであり、これ以上、無理させられないとの想いが青柳博文監督にもあったと予想されます

しかしながら、それを見越して群馬大会では殆ど、石垣投手を温存して甲子園大会に懸けてきたハズです。

今回の健大高崎の目標は甲子園出場ではなく、甲子園優勝=全国制覇だったのは明白。それだけに下重投手の先発には疑問が残る采配にもなりました

(ヤフコメ⓶)

健大高崎ははっきり言って理解不能な継投だった。 下重くんが先発なことは何の文句もないし、打たれたことは結果論(京都国際の打線が素晴らしかった)だから仕方ないけど、なぜ4回から石垣くんを使わなかったのだろうか。 石垣くんの将来を考えて…っていう意見もあるけど、怪我明けの佐藤くんの方が投球回も球数も多いし、結局石垣くんは使ってるし、県大会決勝では勝負どころで投げてるよね、っていうところで違和感。

(私の見解)

上記のコメントに有るように大苦戦した群馬大会決勝(前橋育英戦)では終盤の勝負所で石垣投手を使っています。石垣投手も今日の下重投手の立ち上がりを見て、用意は出来て居たハズですが。石垣投手が何らかのアクシデントが有ったのなら別ですが、今のところ、そのような情報はありません

これだけの投手陣は全国一とも言われていますが、逆に「玉」が多すぎて青柳博文監督の中に迷いが生じてしまったとも言えます

健大高崎の今後に暗雲

健大高崎は昨年の選抜大会で見事に優勝しています。それだけに昨年選抜を上回ると言われた今回は優勝候補の本命として今日を迎えました

ツイッターの投稿にも有るように、今日の試合のポイントは「監督の采配」「監督の差」とも言われても仕方ないところ。大阪桐蔭に中学の有力選手が、こぞって入学したのは昔の話です

現実的に「今」は中学の有望選手の希望高校としては上位に名前が挙がるのが健大高崎なのです

有望選手を迎える施設面も万全で、寮もホテル並みとも言われています。有望選手をスカウトするスタッフも全国に居て情報網は大阪桐蔭を凌ぐとも言われる健大高崎

 

今日の敗戦が今後の健大高崎にとって、どのように影響するのか、、、

それにしても今大会は個人的に優勝候補と推していた健大高崎・智辯和歌山・神村学園が今日の段階で早くも姿を消しました。高校野球ファン歴40年ですが全くアテにならない予想です・・・。

そして今大会は大差の付く試合が今のところは全くないですね

やはり低反発バットの導入で得点が入りにくくなったのが要因でしょうか?逆に考えると以前のように「投手中心に守り勝つ野球」が出来る高校が勝ち残る可能性も大きくなりました

今日は昨夏の優勝校・京都国際と準優勝の関東第一が勝利

京都国際も関東第一も、昨年は優勝候補に名前が殆ど上がらなかったチームです。今年も大混戦で意外なチームが一気に頂点まで駆け上がる可能性がある大会になってきました!