2025年夏の甲子園代表校も本日、出そろいました

毎年そうですが今年も予選から手に汗握る好ゲームが続出でしたね。私も高校野球ファン歴45年目ですが、やはり高校野球は春の選抜よりも夏の甲子園です

野球の専門家では有りませんが、ファン歴45年の私が分析した2025年夏の甲子園優勝予想を、お届けします。

 

ずばり、、、

  • 本命は群馬県代表の健大高崎
  • 追い掛けるのは智辯和歌山神村学園と見ます
  • 春夏連覇が掛かる横浜は非常に厳しいと予想します

夏の甲子園2025優勝候補①本命は健大高崎

本来ならば春夏連覇の可能性を残す横浜が本命・・・と予想する方が多いでしょうね。しかしながら、後述しますが横浜高校の優勝は、かなり厳しいと見ます

群馬県予選の勝ち上がり方を見ると、やはり2025年夏の甲子園優勝の本命は健大高崎です

さすがに決勝戦だけは甲子園優勝経験のある前橋育英に苦戦しましたが、前橋育英は昨年秋・今年の春と健大高崎には何とコールドで敗退しています

それだけに相当、健大高崎に対しては戦力分析した上で、対策も充分に練ってきたことが伺える決勝戦の戦いぶりでした

 

2025年夏の優勝本命に挙げる理由は、当然、全国一と思われる投手力にあります

甲子園のベンチ入りが予想される投手は下記の通りです

  • 石垣元気
  • 下重 賢慎
  • 佐藤 龍月
  • 山田 遼太
  • 石垣 聡志

 

石垣元気は今年の高校生投手ではナンバー1と言われていて当然、ドラフト1位候補。群馬県大会では、他の投手の調子が良すぎて決勝戦まで出番がなかった程の投手陣のレベルでした

左腕の下重 賢慎も甲子園での実績は充分で夏の甲子園でも先発が予想されます

佐藤 龍月は肘の手術で1年間は休養していましたが、ほぼ完治して群馬大会の決勝戦でも圧巻のピッチング。中学時代から活躍していて、3年時にはU-15ワールドカップ日本代表に選出された逸材です

健大高崎は決勝戦の前橋育英戦まで29イニング連続無失点と万全の投手陣で甲子園に挑みます。

 

唯一の懸念点を敢えて挙げるとすれば、あまりにエース石垣の投球数が少なすぎて、甲子園の酷暑に耐えることが出来るか?くらいと予想します

また、今のところは余り話題になっていませんがエースと同じ苗字の1年生投手・石垣 聡志もスーパー1年生として有名な選手です

甲子園でも1年生ながらベンチ入りは有るのか?注目されるところです

健大高崎は地元選手なしの外人部隊

健大高崎の予想されるベンチ入り選手の中で、何と地元・群馬県出身の選手は皆無です

1 石垣 元気 3 北海道 登別西陵中学 洞爺湖シニア
2 小堀 弘晴 3 栃木 陽西中学 県央宇都宮ボーイズ
3 秋山 潤琉 3 神奈川 高津中学 世田谷西シニア
4 杉山 翔大 3 埼玉 上青木中学 東練馬シニア
5 伊藤 大地 3 東京 田無第一中学 小平シニア
6 加藤 大成 3 北海道 札幌福井野中学 札幌新琴似シニア
7 佐藤 龍月 3 神奈川 西中原中学 東京城南ボーイズ
8 石田 雄星 2 栃木 佐野城東中学 小山ボーイズ
9 栗原 朋希 3 東京 駿台学園中学 中学軟式野球部
10 下重 賢慎 3 北海道 釧路美原中学 釧路シニア
11 山田 遼太 3 北海道 札幌屯田中央中学 札幌新琴似シニア
12 田上 賢芯 3 宮崎 三股中学 県央宮崎ボーイズ
13 髙須賀 天丸 3 兵庫 上ケ原中学 宝塚ボーイズ
14 牧嶋 陽向 3 東京 東大和第三中学 武蔵府中シニア
15 鶴岡 太一朗 3 神奈川 金程中学 武蔵府中シニア
16 神崎 翔斗 1 愛知 末野原中学 東山クラブ
17 佐伯 幸大 3 東京 中村中学 東京城南ボーイズ
18 島田 大翔 3 東京 駿台学園中学 中学軟式野球部
19 大岩 翔斗 2 静岡 大須賀中学 菊川ボーイズ
20 石垣 聡志 1 沖縄 石垣第二中学 八重山ポニー
スカウトは有望選手を全国で把握していてスーパー1年生投手・石垣 聡志は沖縄県の石垣島からの越境入学。
スカウトだけではなく、練習設備は寮も含めて全国一と言われる健大高崎
甲子園初出場当時は「機動破壊」と言われて、走力面ばかりが注目を浴びましたが昨年、悲願の選抜優勝を飾ったことで今や、有望中学生の人気は全国一とも言われています

横浜高校は優勝に赤信号か

昨年、神奈川大会の決勝戦で敗退した東海大相模を破り甲子園を決めた横浜高校

春夏連覇が期待されるところですが、現実は厳しいと予想します。

準々決勝の平塚学園との試合では「あと1球」まで追いつめられました。主将の阿部選手の起死回生の一打で勝ち残りましたが準決勝も大苦戦。

決勝戦の東海大相模との試合では最終的には大差が付きましたが、織田投手が3ランを浴びて序盤はリードされる展開でした

ちなみに、エース奥村投手の、お父さんは滋賀県の八日市(ようかいち)高校の野球部監督です。八日市高校は県立の進学校ながら今年夏はベスト4入りと大健闘でした。奧村投手の血気盛んな性格はプロ向きとも言えますが、お父さんからは注意を受けたのでしょうか?

横浜高校は神奈川県大会を7試合戦い抜いた上での甲子園になります。選抜大会で優勝した後も新チームでの連勝記録は、春の関東大会の専大松戸まで続きました。

体の疲労に加えて、王者としてのプレッシャーも抱えての神奈川大会の7試合。いくら回復の早い高校生と言えども、疲労が回復しないままで甲子園を迎えることになります

その点では本命に推す健大高崎とは明らかに違いがあります

横浜高校は春先よりも練習時間を2時間短縮して就寝時間も21:00に早めています

村田監督も、その辺りは選手の疲労度を考慮したのかも知れません。松坂投手が居た時の横浜高校と比較するのは余りにも酷な今回。

投打ともに全国トップクラスに位置するのは間違いありませんが、春夏連覇には届かないと予想します

優勝候補⓶智辯和歌山・神村学園

本命の健大高崎を追い掛けるのは智辯和歌山と神村学園と予想します

智辯和歌山

智辯和歌山は県大会の決勝で、古豪の星林高校に2対0と苦戦しましたが、これは星林高校のエース則藤瑞起の好投が光りました。強打の智辯和歌山を僅か6安打に抑える全国レベルの投球

智辯和歌山は今年の選抜準優勝高校です。軒並み敗退する近畿勢の中で、唯一、勝ち残ったのが智辯和歌山でした

一時的に甲子園でも勝てない時期が続きましたが、今年の選抜で何か、ふっきれた感のある智辯和歌山

投手陣もU18候補のエース右腕・渡辺、150キロ超の宮口の2本柱は健在です。また他にも捕手から投手に転向した田中・サイドスローの中井とタイプの異なる投手陣は出場校の中でもトップクラスと言えます

攻撃陣も主砲・福元を始め俊足好打の選手が揃います。

選抜の決勝戦では横浜高校に11対4と大差で敗退。それだけに中谷監督を始めとして、夏は優勝しか狙ってないハズです。

智辯和歌山は1997年(平成9年)、2000年(平成12年)、2021年(令和3年)に夏の全国制覇を果たしています。

4度目の夏優勝に向けて戦力は充実していると見ます

神村学園

神村学園も優勝候補の一角。

2023年・2024年の夏の甲子園で2年連続ベスト4入り。今年は悲願の優勝を狙います。

鹿児島県予選では準決勝で事実上の決勝戦と呼ばれた樟南との試合こそ僅差でしたが、他の試合は圧勝の連続。

危なげなく甲子園に駒を進めました。投手陣は150キロ超えのエース早瀬・左腕の窪田・長身の高木・技巧派の龍頭

が揃う盤石の投手陣。攻撃陣もU18候補の今岡を中心に強打が光ります。

強豪のイメージが強い鹿児島県ですが選抜高校大会では、鹿児島実業高校が1996年に優勝しています。しかしながら、夏の甲子園において、鹿児島県代表が全国制覇したことはありません。

 

鹿児島県内では2023年から公式戦は負けなしと驚異的な強さの神村学園ですが、いよいよ悲願の全国制覇に向けて態勢は整ったと言えます